昨年、プロ野球(セ・リーグ)のペナントレースは巨人が制しました!
坂本選手を中心に、ベテランと若手が交わった素晴らしいチームでしたね。
しかし、長年チームの中心選手として活躍してきた
阿部慎之助選手が引退を決断しました。
これは、今年の巨人には大きな影響が出てくると思います。
技術的にはもちろん精神的支柱であったため、
阿部選手の穴を埋めるには、なかなか大変なことだと思います。
この穴を埋めるためには、さらなる若手の活躍が必要となってくるでしょう!
そこで、今シーズンの活躍が期待されている若手の一人、
山下航汰選手についてまとめていきたいと思います!
これまでの経歴や、昨シーズンの活躍等をまとめていきます。
目次
山下航汰 プロフィール
プロフィール
名前:山下航汰
生年月日:2000年11月15日
出身地:大阪府柏原市
中学時代:羽曳野ボーイズ
高校:健大高崎高校
身長:174cm
ポジション:外野手、一塁手
山下航汰選手が野球を始めたきっかけは、
第2回WBCで日本が優勝したことに感激したことで
野球に魅力を感じ、始めたそうです!
第2回WBCは大会通じて絶不調のイチロー選手が
韓国との決勝戦で、延長となった10回に
決勝打となるセンター前ヒットを打ってくれたことに
とても感動したのを覚えています!
この大会は日本全国民が感動したと思います!!
山下航汰選手もその一人で、
野球を始めるきっかけになったことは、
WBCで活躍していた選手にとっても
嬉しいことですよね!
そこから野球にのめり込み、中学時代には
ジャイアンツカップで優勝を経験するなど、
着実に成長を重ねていきました。
山下航汰 高校時代
山下航汰選手は群馬県の強豪、
健大高崎高校に入学しました!
健大高崎高校は、2011年以降
急激に成長を見せ、甲子園常連校へと成長していきました。
「機動破壊」をスローガンとし、足を使った攻撃で
甲子園を沸かしました。
2012年には、春の選抜でベスト4に入るなど
全国の舞台でも力を発揮しています!
山下航汰選手は1年の夏から4番を任されるなど、
早くから注目される選手でした。
2年時の春のセンバツ大会では、2本の満塁ホームランを放つなど、
大きな注目を集めました!
1大会に2本の満塁ホームランは史上2人目の快挙でした。
健大高崎 山下航汰 1大会2本の満塁ホームラン! pic.twitter.com/EHhQpCXF2e
— 高校野球ファン (@kazitsu1996) April 9, 2017
スイングがしなやかで、インコースの球をさばく技術が素晴らしいですね!
更に、打席での力感がなく、ボール球の見逃し方が落ち着いており、
なかなかこのような高校生は見受けられないと思います!
この年の夏の県予選では、1回戦から5試合連続ホームランを放ち、
大会記録を樹立しています!
高校3年間で放ったホームランは75本。
長距離打者として確立した高校3年間でした。
山下航汰 プロの舞台
ドラフト指名
山下航汰選手の同世代には、
圧倒的な力で甲子園の春夏連覇を果たした
大阪桐蔭の根尾昂選手や藤原恭大選手などがいます。
その選手達が、ドラフトの中心となり
山下航汰選手が注目を浴びることはありませんでした。
結果、巨人から育成ドラフトの1位指名となり、支配下での契約にはなりませんでした。
巨人、育成ドラフト1位「山下 航汰」! 外野/一塁 175cm 77kg 左打 https://t.co/s8zaALJeBo pic.twitter.com/gSYv5vDCQc
— G-SOKU (@gsoku003) October 25, 2018
高校野球ファンの間では、
育成ドラフトでの指名に驚きの声があがっていましたね。
同世代のライバル達がドラフト1位で指名される中での、
育成契約は本人も悔しかったと思います。
しかし、この悔しさをプロの舞台では力に変えました!
育成契約から支配下登録へ
高卒1年目から、結果を残すことは
たとえ二軍の試合だとしても非常に厳しいことですが、
なんと山下航汰選手はやってのけます!
二軍で53試合で打率.316、本塁打3、打点18と、
高卒1年目とは思えない活躍を見せます!
そして、球団からも認められ、
7月という早い段階で支配下登録を勝ち取りました!
育成契約から支配下登録される高卒ルーキー山下航汰選手
年俸は420万円(推定)
契約金なし
「1軍で活躍することが仕事。バッティングで自分は生き残りたいと思っているので、バッティングをもっともっと磨いてやっていきたい。最終的な目標は1軍で中軸を打つこと。それだけを目標に頑張ります」— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) July 5, 2019
高卒1年目での支配下登録は巨人という歴史ある球団の中でも史上初の快挙でした!
一軍の舞台
二軍での活躍が認められ、一軍登録も掴みました!
そして、9月2日の中日戦でプロ初ヒットが生まれます!
https://twitter.com/d96_g0618/status/1169218194776588289?s=21
それもなんと、高校3年間を過ごした群馬県の球場でした!
高卒1年目から一軍の試合に出場することでも凄いことですが、
初ヒットを高校時代に過ごした地方球場でやってのけるなんて、
もってますよね!!!
結果一軍では、13打席に立ち、
2安打、1四球、2三振と
しっかりとした結果を残すことはできませんでしたが、
高卒1年目から一軍を経験できたことが、
山下航汰選手にとっては大きな経験となったでしょう!!
ファーム(二軍)首位打者獲得
高卒1年目から二軍での試合に出続けた結果、
90試合に出場し、打率.332、本塁打7、打点40という素晴らしい成績を残しました!
首位打者のタイトルを獲得しています!
高卒新人でのファーム首位打者は、
1992年のイチロー選手以来となる27年ぶりプロ野球史上3人目の快挙でした!
とても凄いことですよね!
山下航汰、イチロー以来27年ぶり快挙…高卒新人でファーム首位打者 https://t.co/SLdSKhuMeX #巨人 #ジャイアンツ #giants pic.twitter.com/RuGfgVs057
— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) September 29, 2019
高卒1年目は、
木製バットに慣れるだけでも大変で、
プロの投手のボールを打つことはなかなか難しい中、
山下航汰選手は、打ちに打ちまくりましたね!!
ちなみに、同じ高卒で、ドラフト1位で中日に入団した
根尾昂選手は、
二軍戦108試合に出場し打率.211。
同じく高卒で、ドラフト1位でロッテに入団した
藤原恭大選手は、
二軍82試合に出場し打率.227でした。
あれだけ甲子園で活躍し、素晴らしい才能をもった選手でも
高卒1年目から活躍することが難しいということがわかりますね。
山下航汰選手の適応力、そして才能に驚きと同時に、
これからの期待が高まりますね!
山下航汰 巨人の中心選手への期待
山下航汰選手のプロ1年目は上出来だったと言えるでしょう!
しかし、活躍したのは二軍の舞台であり、一軍の舞台ではまだ結果は残せていません。
巨人は、坂本勇人選手以降、生え抜きの若手選手がなかなか育たない中、
ようやく岡本和真選手という、4番に座るほどのバッターに成長してくれました!
山下航汰選手も着実に成長していくことができれば、
巨人の中心選手として活躍できると思います!
高卒2年目で開幕スタメンを勝ち取ることができれば、
坂本勇人選手以来となります!
巨人の選手層は厚く、簡単なことではありませんが、
アピールしてほしいですね!
巨人は、阿部選手が引退したり、主力選手がベテランとなってきているので、
山下航汰選手みたいな若手が入ることにより、より一層強い巨人軍になると思います!
これからの山下航汰選手の活躍に期待しましょう!!
今回はここまでとさせていただきます。
ご覧いただきありがとうございました。